2020年にデビュー20周年を迎え、現在も多くのファンに愛されるアーティスト・倖田來未さん。
「エロかっこいい」ブームを巻き起こしたことで女性たちの憧れとなった倖田來未さんですが、当時は葛藤もあったそう。
そんな倖田來未さんが語る「エロカッコいい」ブームの背景や当時の批判や葛藤を乗り越えた方法についてまとめました。
Contents
- 1 倖田來未が語る「エロカッコいい」ブームについて
- 1.1 デビュー当時はなかなか売れなかった
- 1.2 セクシーなファッションを選んだ理由は?
- 1.3 「キューティーハニー」のヒット
- 1.4 自己最高のオリコン4位に
- 1.5 「エロカッコいい」路線を確立
- 1.6 「エロカッコいい」と呼ばれる葛藤
- 1.7 もともとバラードが好きだった
- 1.8 Mステ出演でクレームが殺到
- 1.9 パフォーマンスを熱心に研究
- 1.10 「自分がかっこいいと思えればいい」
- 1.11 女性から見てもかっこいいセクシーさ
- 1.12 体型のコンプレックスも多かった
- 1.13 健康的なセクシーさをアピール
- 1.14 「この頃の体型が好き」
- 1.15 「私にもできる」と思ってもらいたい
- 1.16 「批判は新たな飛躍の序章」
- 1.17 倖田來未が語る「逆境の乗り越え方」
- 2 まとめ
- 3 倖田來未のプロフィール
倖田來未が語る「エロカッコいい」ブームについて

デビュー当時はなかなか売れなかった
デビュー当時はなかなか売れないプレッシャーに悩んでいたという倖田來未さん。
「エイベックスに入れば売れる」と思っていたものの、実際はスタートラインにも立てない状況だったと振り返ります。
当時は音楽のこともあまりよくわからず、スタッフの言うことに従い、ただがむしゃらに活動を行っていたそう。
そんな中、どうしたら倖田來未というアーティストが「オンリーワンの存在になれるのか」考えたそうです。
倖田さんが大ファンだったというドリカムの路線やエンジェルボイス、アイドル路線でもない、と模索した層。
そんな中、模索に模索を重ねてできたのが、今の倖田來未さんのスタイルだったといいます。
セクシーなファッションを選んだ理由は?
「まずは自分のことを知ってもらわなくては曲を聴いてもらうことはできない」と感じていたという倖田來未さん。
そこで「人のやっていないことをやろう」と考え、セクシーなファッションを身にまとうようになったといいます。
「キューティーハニー」のヒット
そんな倖田來未さんのアーティスト活動のターニングポイントとなったのが、2004年に発表された楽曲「キューティーハニー」。
女の子たちの憧れとも言える”エロかっこいい”倖田來未さんのスタイルが出来上がっていきました。
幅広い年代に知られるアニメ主題歌のカバーだったこともあり、トラックを作る際は「倖田來未の曲に使用」とこだわったそうです。
自己最高のオリコン4位に

その結果、「キューティーハニー」を収録した「LOVE&HONEY」は当時の自己最高のオリコン4位に。
ネットでも話題になったことで、テレビからのオファーも殺到。
ファッションとしての「セクシー」を確立し、倖田來未というアーティストが世に知れていくきっかけとなりました。
イベントに集まってくれるファンやファンレターも増え、手応えを感じるようになったといいます。
「エロカッコいい」路線を確立
しかし、当時はまだ試行錯誤の状態。「LOVE&HONEY」後の売り上げはまだ安定せず、落ち込むこともあったといいます。
「私の目指す場所は正しいのか」と迷うこともあったそうですが、長い時間をかけて見つけた自分のスタイルは曲げたくなかったそうです。
当時から、人をあっと驚かせるようなファッションやミュージックビデオ、ライブの演出も考えるようになったという倖田來未さん。
その結果、斬新な演出やファッションが多くの人たちの注目を集め、倖田來未といえば「エロかっこいい」と言われるようになりました。
このように大きく踏み出せた2004年からの自分は、すごく好きだと語る倖田來未さん。
デビューから4年という時間をかけて、倖田來未というアーティストが誕生したのですね。
「エロカッコいい」と呼ばれる葛藤

しかし、当時は「エロカッコいい」と言われることにも葛藤があったという倖田來未さん。
自分ではカッコいいと思っていたものの、悲しくなるような表現もされ、傷ついたことがあったといいます。
また、倖田來未さんのお父さんも、当時は特に悲しい思いをしていたそう。
しかしお母さんが「家に帰ってきたら“くぅちゃん”やし」「あなたらしく自分が表現したいことをしなさい」と言ってくれていたそう。
そのお母さんの言葉で「肩の荷が下りた」という倖田來未さん。
オーディション時代から倖田來未さんの夢を応援してきたお母さんだからこそ、倖田さんの背中を押そうと思ったのかもしれませんね。
もともとバラードが好きだった
もともとバラードが大好きで、バラードの楽曲を歌いたいという気持ちもあったという倖田來未さん。
しかし、はじめはセクシーな路線を押していこうという会社の方針で、バラードのリリースは難しい状況だったそう。
当時は「葛藤もあった」と言いますが、結果的にそのブランディングは正解だったと振り返ります。
現在の倖田來未さんはライブでもセクシーなパフォーマンスだけでなく、感動するバラードも歌われていますよね。
多くの人に倖田來未という名前を知ってもらえたからこそ、自分の好きな楽曲もどんどん歌えるようになっていったのでしょうね。
Mステ出演でクレームが殺到
倖田來未さんがさらに世に知られるきっかけとなったのが、人気音楽番組「ミュージックステーション」への出演。
BoAさんとの共演以来、初めての単独出演となりましたが、「キューティーハニー」を披露すると、着ていた衣装に苦情が殺到しました。
女性たちから「かっこいい!」という声もあった一方、下着に近い衣装での出演は、多くの視聴者に衝撃を与えてしまったのです。
「パンツでテレビに出るなんて!」という意見もあり、クレームが多く寄せられたパフォーマンスTOP3にランクインしてしまいます。
パフォーマンスを熱心に研究

不名誉な形でMステの歴史に名前が刻まれ、落ち込んだと振り返る倖田來未さん。
しかし、そこからは自分の目指すエロかっこいいスタイルをブラッシュアップするべく、魅せるパフォーマンスの勉強をしたそうです。
パフォーマンスの途中で脱ぐならこんな衣装やシャツがいい、動きが映えるのはこういう衣装、など。
家の大きなテレビで自分のMVを見返して勉強し、それはスタイリストさんが聞いても勉強になるほどの知識の量だったそうです。
アーティストとして成功していきたいという倖田來未さんの強いプロ意識が感じられるエピソードですよね。
「自分がかっこいいと思えればいい」
「エロかっこいい」というテーマを確立するまでは批判的な意見も多く、心が折れそうになることもあったという倖田來未さん。
しかし、そんな中でも「自分がかっこいいと思えるなら、それでいい」というスタンスを貫いてきたといいます。
「知らない、と言われるより嫌われていたい」という言葉を軸にピンチを乗り越えてきたという倖田來未さん。
そんな倖田さんだからこそ、「こんなアーティスト、日本にはいない!」というような圧倒的な存在感を放つことができたのかもしれません。
女性から見てもかっこいいセクシーさ
また、同じセクシーでも、女性から見てもかっこいい!と思われるようなセクシーさを目指してきたという倖田來未さん。
その結果「エロかっこいい」という言葉が大流行し、倖田來未さんが多くの女性たちの憧れの的となっていったのでしょう。
体型のコンプレックスも多かった
売れない当時は「足が太い」や「肩幅が広い」など、自身の体型についてコンプレックスに感じる部分も多かったと語る倖田來未さん。
しかし、当時のスタイリストさんは「いいじゃない、その足も肩幅も」と言ってくれたそう。
「倖田來未がそれをかっこいいと思わせなければ、誰がやるのよ」と言われ、俄然やる気になったそうです。
健康的なセクシーさをアピール
そこからは、コンプレックスを隠すのではなく、あえて脚を出すファッションをするなど、肉感的なところを隠さずアピール。
それによりかえって「セクシーでかっこいい」「健康的なセクシーさ」と言われるようになったそうです。
とにかく細くなりたい!とダイエットに励む女性も多いですが、健康的なセクシーさは海外などでも支持が高いですよね。
「この頃の体型が好き」
倖田來未さんが「この頃の体型が好き」と語っているのが2003年に開催された『a-nation 03’』に出演したころの体型だそう。
痩せすぎているわけではなく、健康的に引き締まっていてメリハリのある体型が自分でも好きだそうです。
「私にもできる」と思ってもらいたい
太っていた時期のMVを公開したり、ダイエット方法を赤裸々に公開してきたことでも注目を集めてきた倖田來未さん。
倖田來未が努力して綺麗になることで女の子たちに「私もできるかも」と思ってもらえるのではないかと、努力を重ねたそうです。
どんな時でも誰かの役に立ちたい、誰かを喜ばせたい、そんな倖田來未さんのストイックさや思いやりが感じられますよね。
「批判は新たな飛躍の序章」

はじめは多くのバッシングにさらされながらも、”エロかっこいい”ブームを巻き起こした倖田來未さん。
自分を貫いたことでブレイクを掴んだ倖田さんは「批判は新たな飛躍の序章」だと捉えているそうです。
「今でも、批判をされれば傷つくことはある。」と語りますが、立ち直るまでの時間は圧倒的に短くなったといいます。
バッシングを受けても、結果としてもっと多くの支持を得られるかもしれない。
そんな気持ちが、倖田來未さんを前向きなチャレンジへと駆り立てているのかもしれません。
倖田來未が語る「逆境の乗り越え方」
「倖田來未は時には出る杭にならないといけないから大変」だと語る倖田來未さん。
その分返ってくるものも多い上、やりがいも感じるそう。時には批判を受け流すことも大事だと語ります。
そんな風に前向きな姿勢を貫く倖田來未さんだからこそ、多くの人に勇気を与えられるのかもしれません。
まとめ
今回は、倖田來未さんのブレイクのきっかけや「エロカッコいい」ブームを起こしたきっかけや葛藤についてまとめました。
倖田來未というアーティストを知ってもらうため、オンリーワンの個性を追求した倖田來未さん。
批判から逃げることなく前向きに自分を貫いた結果、「エロカッコいい」の代名詞となり多くの方に支持されることとなったのでしょう。
倖田來未のプロフィール

愛称:くぅちゃん
生年月日:1982年11月13日
出身地:京都府
年齢:42歳
身長:154cm
活動期間:2000年-
職業:歌手
事務所:エイベックス・マネジメント
2000年にシングル『TAKE BACK』でエイベックスからデビューし、2006年に『Butterfly』で日本レコード大賞を受賞。
圧倒的なライブパフォーマンスと愛らしいキャラクターで、現在も多くのファンを魅了し続けている。