2020年にデビュー20周年を迎え、現在も多くの人に愛されるアーティスト・倖田來未さん。
「エロカッコいい」ブームの火付け役ともなった倖田來未さんのブレイクのきっかけについてまとめました。
倖田來未さんのターニングポイントとなった楽曲や、彼女のセルフプロデュース能力についてもまとめています。
Contents
倖田來未のブレイクのきっかけとなった曲は?
「Crazy 4 U」
デビュー当時は鳴かず飛ばずで、自分の発言にも自信がなく、事務所のレールに乗っているだけだったという倖田來未さん。
しかし、そんな倖田來未さんのターニングポイントとなった楽曲が2004年1月にリリースされた「Crazy 4 U」です。
この楽曲に出会った瞬間、自分自身でビジョンが初めて描けて、「どうしても歌いたい!」と思えたといいます。
倖田來未のセルフプロデュースが開始
デビューしてからしばらくは、倖田來未というアーティストを知ってもらうにはどうしたらいいか葛藤していたという倖田來未さん。
そんな中「Crazy 4 U」という楽曲に出会い、倖田來未さんのセルフプロデュースが始まることとなります。
倖田來未さんは多くの人に倖田來未を知ってもらうため、「セクシーさやダンス、ファッション」に目をつけたそうです。
倖田來未にしかできないこと
当時、セクシーでかっこいい女性アーティストは日本にはいないと思ったという倖田來未さん。
他のアーティストがやらないことを倖田來未はやるんだ!と、強く意識したそうです。
楽曲「Crazy 4 U」との出会いは、今後の倖田來未にも期待し、信じて行く勇気が持てた運命の出会いだったと語ります。
衣装やダンス、MVにも意見
ビジョンがはっきりしたことで、衣装やダンス、MVについてスタッフに自ら意見を出すようになったという倖田來未さん。
そのアーティスト像は「Crazy 4 U」という楽曲にもマッチしたそう。
MVについても自分がやりたいことを言って初めてセルフプロデュースした曲だと振り返ります。
まるで海外アーティストのような、大胆な衣装や力強いパフォーマンスが印象的ですよね。
MV撮影時のエピソード
スタッフにとっても「新しい挑戦」
池袋のボウリング場で行われたという「Crazy 4 U」のMV撮影は、倖田來未さんスタッフの中でも新しい挑戦だったそう。
撮影中は限られた時間の中で何パターンもヘア&メイクをチェンジ。
オイルまみれになったヘアを次のヘアにチェンジするために一度洗わなければいけないこともあったそうです。
思いがけないハプニングも?
会社のトイレでシャンプーをしたものの撮影が深夜になってしまったため、お湯が出ないというハプニングも。
真冬の水で格闘したこともあったとか。スタッフの方たちは、そんな過酷な撮影を感じさせない倖田來未さんのプロ意識も感じたといいます。
何かが変わるきっかけに
そんな「Crazy 4 U」の撮影は、帰宅途中に疲れ果てて、スタッフさんはサイゼリアで休憩するほどだったそう。
しかし、この撮影を機に倖田來未さんや周りのスタッフさんも「ひと皮剥けたんじゃないか」と感じたといいます。
出来上がったMVはとてもかっこよくて、何かが始まる、何かが変わるという気になった印象深い撮影だったそうです。
今まではスタッフさんの意見に従っていた倖田さんが、自分のアーティスト像を意識するきっかけとなった楽曲だったのですね。
「倖田來未のはじまり」
この楽曲との出会いをきっかけに衣装や楽曲もセクシーなイメージに合わせて自分で選ぶようになったという倖田來未さん。
倖田來未を象徴する曲となり、まさに「倖田來未のはじまり」だったそうです。
「倖田來未に着てほしい衣装」「倖田來未に歌わせたい楽曲」という選び方で、セルフプロデュース色も濃くなっていきます。
倖田來未というアーティスト像が明確に
『Crazy 4 U』のセルフプロデュースをきっかけに、目指すアーティスト像の輪郭がどんどん明確になっていったと語る倖田來未さん。
セクシーでかっこいい女性像や、ダンスで魅せるパフォーマンスなど、自分にしかできないエンターテインメントを追求していったそうです。
今までは、やる気に満ち溢れていても目指すべき場所がはっきりしていなかったため、辛かったという倖田來未さん。
ステージに立って歌を届けるはずの自分が迷っていたから、結果も出せなかったんじゃないかと語ります。
歩むべき道がはっきり見えて歌うことも楽しくなり「本当にやりたいことをやっている」という気持ちで毎日が充実していたそうです。
たしかに「Crazy 4 U」のMV以降は、倖田來未さんのパフォーマンスにさらに自信がみなぎっているようにも感じますね。
デビューしてから約5年の月日を経てブレイクし、ビジュアルもボーカル力もダンスも良い状態に持っていけたという倖田來未さん。
本当は20歳頃にブレイクしていたかったそうですが、スロースターターながら理想通りの地位を確立できたそうです。
自分の意見を信じられるように
デビュー前は洋楽を聴いていなかったこともあり「音楽の勘」もあまりないと感じていたという倖田來未さん。
音楽ルーツの歴史も浅かったため、デビュー当時はなかなかアーティストとしての自分を心から信じられなかったといいます。
しかし、徐々に実績を残していくことで、「倖田の耳って信じれるのかな」と感じられるようになったそうです。
スタッフの反応の変化
以前、倖田さんが「良い」と言った「奇跡」というバラードがトップ10入りを果たした際は、スタッフは「微妙」と言っていたそう。
しかし、結果を残すうちにスタッフさんたちも倖田さんの発言に「面白いかも」と思ってくれるようになったそうです。
また、CDに「プロモーションビデオを付けて売るべき」ともずっと言っていたという倖田來未さん。
当時はそれをなかなか叶えてもらえなかったそうですが、実績を重ねる中でそれも実現していったそうです。
ミュージックビデオへのこだわり
また、デビューするまではとにかくテレビへの出演に憧れていたという倖田來未さん。
しかしデビュー当時は倖田來未さんを「ミステリアスな存在にしよう」という事務所の意向で、テレビへの露出を控えていたそうです。
そのため倖田來未さんは当時から今でも変わらず、ミュージックビデオにかなりのこだわりを持っているそう。
歌と映像の両方を楽しんでほしいと、海外のアーティストが導入していた「CDにDVDを付ける」スタイルも取り入れたそうです。
倖田來未さんの自宅を友達が訪れると、倖田來未さんのMVを何度も見させられ「ここはこんな思いで作ったんだよ」と解説されるそう。
倖田來未さんがMVにどれほど思い入れを持っているかが伝わってくるエピソードですよね。
海外アーティストのMVを研究
クリスティーナ・アギレラやブリトニー・スピアーズ、ビヨンセなどの海外の有名アーティストのMVをとにかく研究したという倖田來未さん。
海外のヒットチャートを分析するため、MTVなどもよく見ていたといいます。とても研究熱心な方であることがわかりますね。
ああでもないこうでもないと試行錯誤を重ね、「どれだけ時間と手間と知恵を使って今のスタイルを築いたかわかりません」とのこと。
「Crazy 4 U」のMV撮影はその大きなきっかけでもあったそう。へそピに舌ピアス、セクシーなダンスに衝撃を受けた人は多かったことでしょう。
よく「自分の曲がすごく好き」と語る倖田來未さんですが、それだけ1つ1つの楽曲に思い入れがあるということなのでしょうね。
まとめ
今回は、倖田來未さんのターニングポイントとなった楽曲や、彼女のセルフプロデュース能力についてまとめました。
セルフプロデュースをきっかけにより倖田來未というアーティストが輝きだしたことが伺えるエピソードでしたよね。
そんな倖田來未さんの今後の活躍にも、注目が集まります!
倖田來未のプロフィール
愛称:くぅちゃん
生年月日:1982年11月13日
出身地:京都府
年齢:41歳
身長:154cm
活動期間:2000年-
職業:歌手
事務所:エイベックス・マネジメント
2000年にシングル『TAKE BACK』でエイベックスからデビューし、2006年に『Butterfly』で日本レコード大賞を受賞。
圧倒的なライブパフォーマンスと愛らしいキャラクターで、現在も多くのファンを魅了し続けている。